低用量ピル(経口避妊薬)

低用量ピルは、エストロゲンと黄体ホルモンという2種類の女性ホルモンが含まれているホルモン剤です。毎日服用することで排卵をおさえます。
当院ではピルの処方のみは行っておりません。
初診・再診に関わらず、必ず医師による診察を行いますので、ご了承ください。
再診の方はネットからの予約受付ができます
再診の方は、ネットから低用量ピルの予約受付をしていただけます。
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高い避妊効果
一般的な避妊法の中で、最もすぐれた避妊効果があります。
1日1回、ピルの小さな錠剤を服用するだけです。
副作用の知識は必要ですが、実際に重大な副作用が起きる割合は少なく、安全性の高い薬といえます。
将来の妊娠も大丈夫
ピルを服用している間は、排卵が起こらないので妊娠しませんが、ピルをやめると1-2か月ほどで排卵が戻り、また妊娠できるようになります。
ピルを飲んでいたから将来妊娠しにくくなる、ということもありません。
ご自身のライフデザインに合わせて、望む時期に妊娠できるよう、ピルをうまく利用しましょう。
避妊以外のメリットもたくさん
排卵をおさえることの結果として、次のようなたくさんの効果があります。
- 月経周期の安定 → 予定を立てやすい。都合により月経日をずらすことも可能です。
- 月経痛が軽くなり、月経量が減る → この目的で服用する方も多いです。
- 貧血の改善 → もともと月経量が多く貧血になっていた場合、月経量減少とともに貧血が改善します。
- ニキビや多毛の改善。
- 卵巣がん、子宮体がん、大腸がんのリスクを下げる。
ピルが「生活改善薬」であることが実感できます。
服用に伴う注意点
服用開始から2~3ヶ月後は血栓ができやすくなります
低用量ピルを服用すると、服用開始の2~3ヶ月後をピークとして血栓ができやすくなり、以降は安定していきます。
一度低用量ピルの服用を止め、その後再開した場合にも同様に2~3ヶ月後に血栓ができやすくなるため、継続利用がおすすめです。
喫煙者による服用は血栓症のリスクが高まります
喫煙されている方が低用量ピルを飲むと、血栓症を起こす可能性が高まることがわかっています。特に年齢が高くなるとその影響が強くなるため、35歳以上で1日15本以上たばこを吸う方には処方できません。
それ以下の年令、本数でも、吸わない方に比べると血栓症のリスクが高まりますので、ピル服用にあたっては禁煙が理想です。
飲み合わせにより効果を下げる薬・サプリメントがあります
てんかんの薬、抗うつ薬の一部、美容系サプリのセントジョーンズワートなど、低用量ピルと一緒に服用すると効果を下げてしまう場合があります。低用量ピルと併用する場合、医師に事前にご確認ください。
ネット通販には正規品ではない低用量ピルが販売されている可能性があります
ネット通販には安い価格で低用量ピルを販売しているサイトがありますが、有効成分が含まれていない偽造品が販売されている可能性があるので、医療機関でご自分にあったピルを処方していただきましょう。
服用できない場合があります
- 年齢
40歳以上の方は、血栓症を起こす可能性が高まりますので「慎重投与」となり、積極的にはおすすめできません。50歳以上または閉経後の方には処方できません。 - 喫煙
35歳以上で1日15本以上たばこを吸う方には処方できません。 - 前兆を伴う片頭痛がある場合
- 乳がんの方
- 重症の高血圧の方 など。
実際に服用できるかどうかは、婦人科でご相談ください。
料金
※別途自費初再診料がかかります。
項目 | 料金(税込) |
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診察料 初診 | 2,800円 |
診察料 再診 | 1,100円 |
項目 | 料金(税込) |
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アンジュ1シート | 2,300円 |
マーベロン1シート | 2,500円 |
ファボワール1シート | 2,100円 |