淋菌感染症
淋菌感染症は、クラミジア感染症の次に多い性感染症です。
こんな症状ありませんか?
自覚症状が出にくいことや、卵管の炎症をおこしやすいことは、クラミジア感染症と共通しています。
- おりものが普段より多かったり異臭がする
- 不正出血
- 下腹部の痛み
- 性交時の痛み
放っておくとどうなる?
淋菌感染症を放っておくと、以下の病気が発症してしまう場合があります。
子宮頸管炎
性行為により子宮の入り口にクラミジアが感染します。
おりものが増えることもあれば、何も症状がないこともあります。
卵管炎
クラミジアが子宮の中から卵管へ行き炎症をおこします。
将来の不妊や子宮外妊娠の原因になることがります。
骨盤腹膜炎
卵管からおなかの中(骨盤内)へクラミジアがひろがって炎症をおこすと、腹痛の原因になります。
重症になるとおなか全体にうみがたまったり、肝臓まで炎症が広がることがります。
入院治療、時に手術が必要となることがあります。
治療はどのように行いますか?
淋菌に効果のある抗菌薬を点滴します。所用時間は30分です。
大切なのはパートナーとともに治療することです。
お互いに治ったことが確認できるまで、性交渉はひかえましょう。
検査・治療は信頼できる医療機関で受けましょう
淋菌感染症に限らず、性感染症を疑う患者さんは、受診する恥ずかしさから自宅でできる検査キットを用いる方も多いです。
しかし、医療機関で検査を受けると以下のようなメリットもあります。
- 複数の性感染症を同時に調べることができる
- 陽性反応が出た場合、すぐに精密検査や治療を開始できる
- 専門家が診察・検査を行うため検査結果の信頼性が高い
淋菌感染症の疑いがある方は、一度当クリニックまでご相談ください。